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2月3日、“節分”当日の午前10時過ぎ頃より、境内中央の拝殿にて出雲神話を題材にした石見(いわみ)神楽が、約一時間半にわたり境内中央の「拝殿」にて奉納されます。 |
この石見(いわみ)神楽は、昭和52年島根県益田市の民族無形文化財に指定され、出雲神話の主人公である「素戔嗚尊(すさのをのみこと)」が、当松尾大社のご祭神・大山咋神(おおやまぐいのかみ)の祖父神にあたる由縁から、毎年、島根県からお越しいただきご奉納いただく神楽です。 |
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高天原を追われた「素戔嗚尊(すさのをのみこと)」が、旅の途中、出雲の国に辿り着き、八岐大蛇(やまたのおろち=一つの胴体に八つの首を持つ大蛇)に娘七人を生贄にされ、唯一残された櫛名田比賣(くしなだひめ)を連れ、嘆き悲しむ老夫婦に出会う。 |
そこで須佐之男命(すさのをのみこと)は、この八岐大蛇を退治することを老夫婦と約束し、八つの大甕に毒酒を入れ待ち受ける。 |
大蛇が現れると、須佐之男命は毒酒に自らを櫛名田比賣の姿として映し出し、大蛇が酒をあおり溺れる間に見事にこれを退治、最後に尾の先から現れた太刀=天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)を取り出し、のちにこの剣を「天照大神」に献上し、めでたく櫛名田比賣と結ばれると言う神楽です。 |